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4月15日。坂本さんの突拍子も無いツイートに視聴者が震撼した。

 

この呟きを受けて、応じる者、心配する者、怒る者、悲しむ者、多くの視聴者が思い思いのメッセージをぶつけていた。1000を軽く超えるリプライなど、滅多に見る機会はないだろうなと思った。

私は、幕末志士があろうとするもの、目指すところに口出しをする視聴者にはなりたくない。もしいつか何かしらの疑念を抱くことがあれば、そっと身を引くまでで、彼らにその責任を負わせる権利なんて無い。その時は彼らが悪いのではなく、彼らの方向性を受け入れきれなかった需要者側に問題があると思っている。

それはそれとして、ch閉鎖なんてことがあれば死ぬほど悲しいし、この上なくやりきれないだろう。1週間寝込む自信がある。しかし、それ以上に彼らに幸せに生きていて欲しいのだ。もはや実況者幕末志士だけではなく、鋭たんとそっしーすら好きになってしまったのだから。

私は、幕末志士の為でも、ましてやファン界隈の為でも無く、自分自身の為だけに、器の広い視聴者であり続けたいと思っている。今までなら「ゲーム実況なんて趣味なんだから、疲れたらいつでも辞めて、いつか帰ってきてくれればいいよ」と言おうとしたかもしれない。しかし、幕末志士に関してはメーカーとのタイアップ企画が数多くある。はたしてこれが趣味の範疇だと言えるだろうか?と考えた時、手放しでそんな慰めの言葉をかけるのは少し無責任な気がした。勿論、負担になってまで実況を続けて欲しいとは思わないし、二人が楽しくやってくれるのが何よりだと思う。しかしそれを彼らに直接伝えられるかというと別なのだ。だから私は、彼らの決めたことや言動を全て、何も言わずに受け入れていたいと思った。彼らが何を思い、何を選ぶかは分からない(今回の件でいうと、ツイートの内容よりもツイートした行為そのものについてそう思う)。けれどこれは、一種のジンクスだ。幕末志士を好きで居続ける為の、自分の中だけでの約束事なのだ。

「『実況者』ではなく、『実況動画』を楽しんだ方が良い」という一視聴者の呟きを見た。その方が追う側の気持ちも楽だという意味も込められていると思う。全くもって正論だ。けれど、もういかんせん手遅れなのだ。好きになっちゃったものはしょうがない。だって、動画が上がったお祝いにケーキと花束とクラッカーを持って駆けつける西郷さんと、そんな西郷さんの歌を聴いていつも大喜びする坂本さんを、どうしたって好きにならない訳にはいかなかったのである。

坂本さんは普段から延期に延期を重ね視聴者を振り回すが、なんだかんだ言ってそういうところも好きなのだと思った。それでも良いと覚悟したから、二人を好きになった。だからどれだけ振り回されようと、幕末志士が炎上の先にある地獄を目指すのなら、その彼方まで着いて行きたい。それすら、坂本さんは一蹴して跳ね除けるだろうか。まあ、二人の間には何人たりとも入り込めないことを、我々視聴者が一番よく知っているのだけれど。ファンは最期まで、幕末志士に翻弄される運命に違いない。でもそれも悪くないかもしれない。

PUBG後編、アップおめでとう!