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日記

 先日車を電柱にぶつけて、助手席側のサイドミラーが大破した。完全な自爆だった。 

 かろうじて対人事故ではなかったこと、対象が破損するようなぶつかり方をしていなかったこと、車体の損傷はなかったことが不幸中の幸いだ。壊れたのが自車のミラーだけでマジでよかった。

 車を降りて状態を確認したら、ミラーの表面ボディ部分と鏡部分がまるっと全部剥がれ落ちており、配線が剥き出しになっていた。ちょっと笑ってしまった。でも笑っている場合ではない。

 お世話になっているディーラーさんに連絡すると、ミラーが無いままだと整備不良と見做される為運転してはいけないとのこと。ただちにレッカー車を呼ぶことになった。さらにこのとき代車の手配ができず、ディーラーさんにレンタカー会社を紹介してもらうことになった。

 この時点でディーラー・サポートセンター・レッカー会社・レンタカー会社・保険会社からひっきりなしに着信が来て、話をしまくった。ただでさえ混乱しているため、既にどこの会社と電話しているのかわからなくなっていた。普通にしんどい。いや自分が悪いからこんなこと抜かしちゃダメなんだけど。

 ここまできてやっと私は「事故」を起こしてしまったんだと気付いた。こういう認識の甘さが人としてダメなんだ…本当に…。

 

 そんなわけで一通り事故後の処理を終え、一息ついたのも束の間、翌日レッカー会社から電話が来た。

「運搬中にお客様のお車を傷付けてしまい…」

 聞くと、橋下道路のトンネル状になっているところで私の車のルーフ部分を擦ったそうだ。立て続けにディーラーから連絡があり、ルーフをまるまる取り替えるため修理期間が延びるとのこと。5月の連休は工場が動かないので、新規パーツが用意できないらしい。修理費は勿論レッカー会社のほうで持ってくれるんだろうが、その修理期間が延びる分レンタカー使う日数も増えるんだが…

 

 そうか…そうか…。でも事の発端としては私が全部悪いんだよな…。私が自爆してミラーなんて壊すから…いやそもそも私が不注意だから…私が…私が…。

 

 車を傷付けたとき、修理に費用や日数がかかることは結構どうでもよいと思っていて(よくはないが自業自得なので諦めがつく)、では何に最もショックを受けるかというと、こういった不注意でいつか本当に人を殺めてしまうのでは無いかと不安感に苛まれることである。あんまり運転に向いていないタチだということは自覚しているものの、今の環境を考えると車がない生活はまず無理だ。職場に行けない。コンビニにも駅にも行けない。生きていくことができない。とか言い聞かせて、また今日も運転している。

 運転って怖いな。それでもって私みたいな人間が多分ごまんと存在して、運転しているであろうことも怖い。私自身反省も後悔もしているけど、不注意癖がそう簡単に改善されるだろうか…。いやされるだろうかじゃなく、しないといけないんだよな。以後本当に気を付けます。戒め日記でした。

(↓ 大破したサイドミラー)

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